2270系は1969年から製造された南海22000系を1995年に貴志川線向けに改造したもので、2006年の和歌山電鐵移管に伴い全6編成12両を譲受しました。
普通鋼製の17m2扉車体で、改造時に下り方を電装解除しています。貴志川線が他の南海線と違い直流600V電化であったことから直流1500/600Vの複電圧に対応しており、2012年の直流1500Vへの昇圧に際しても車両の置き換えは発生しませんでした。
和歌山電鐵へ移行後は利用促進のためリニューアルが行われており、いちご電車やおもちゃ電車などユニークな改造が行われています。