207系はJR東西線開業用及び東海道・山陽・片町・福知山線の103系置き換え用として1991年から2003年に484両が製造されました。JR西日本初のVVVF制御車であり、通勤車で初めて120km/h運転に対応しました。
0番台は片町・福知山線の103系置き換え用として7両編成の先行量産車と4両編成と3両編成の量産車が製造されました。3両編成は後に1000番台の中間車を組み込み4両化されています。その際に中間車の番台が500足され、500番台及び1500番台となりました。
1000番台は東海道・山陽線の103系置き換え用として1994年から製造されました。当初は6両編成と2両編成で製造されましたが、その後は4両編成と3両編成で製造され、6両編成と2両編成も4両編成と3両編成に組み替えが行われました。その際に余った車両を0番台へ組み込んでいます。
2000番台は東海道・山陽・福知山線の103系置き換え用として2002年から4両編成と3両編成が製造されました。
2005年に発生した脱線事故でZ16編成が廃車、S18編成が保留車となっているほかは全編成が活躍しています。